9月4日から7日まで、代官山ヒルサイドフォーラムにて「ヒルサイドテラス・フォトフェア(hILLSIDE TERRACE pHOTO FAIR)」が開催される。入場料は、一般1,500円、学生1,000円。
参加するのは、アートフォトの世界をリードするユミコチバアソシエイツや成山画廊、G/P galleryなど18のギャラリーとアマナサルト、赤々社、shelfなど10の書店・出版社。会場内でそれぞれがセレクトした作品の展示・販売が行われる他、同時期に東京で開催される各種イベントとも連携して、アートフォトで街を盛り上げていく。
会期中は、日替わりでゲストが来場し、トークショーやワークショップを展開。
トークショー出演者は、4日、金子隆一(写真史家、東京都写真美術館学芸員)×細江英公×川田喜久治×丹野章、須田一政×鈴木理策×丹羽晴美(東京都写真美術館学芸員)、石内都×Amanda Maddox(J.ポール・ゲティ美術館)、5日、Lucille Reyboz×中西祐介(KYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバル企画代表)、森山大道×清水穣(写真評論家)、後藤繁雄×野崎歓×横田大輔×川島崇志×赤石隆明、6日、Beat Streuli×倉石信乃(写真評論家)、増田玲(東京国立近代美術館)×北野謙×村越としや×新井卓、濱中敦史(twelvebooks)×中島佑介(POST)×石井孝之(タカ・イシイギャラリー)。聴講料は500円から。
ワークショップは、5日には、京都の老舗美術印刷会社・便利堂による技術者指導のもと、コロタイププリントを体験できる他、6日にはオリジナル・プリント作成を1日体験できる「プラチナプリントワークショップ」、荒木経惟、森山大道のプリントを手掛ける写真製作会社が始動する「ゼラチンシルバープリントワークショップ」が開催される。
また、フェア開催期間中の関連企画として、会場内の「gallery ON THE HILL」に「ポップアップ・ブックストア STEIDL+MACK」がオープンする。
「シュタイデル(STEIDL)」とはドイツの出版社で、1967年の創業以来、企画から印刷、製本、出版までを自社で手掛けた作品で世界中の写真ファンを魅了し続けている。また、同社で20年間にわたって写真集部門のディレクターを務めたマイケル・マックによって、2010年に設立されたイギリスの出版社が「マック(MACK)」だ。
同企画は、両出版社による出版物の、日本国内における流通・企画を一任されているオフィシャル・パートナーである「POST」(シュタイデル担当)と「twelvebooks」(マック担当)による共同企画。国際的にも高く評価されている出版社の世界観が凝縮されたストアに仕上がっている。
3日に行われたレセプションには、多くのアーティスト、ジャーナリストなどアート関係者が顔を見せた。
【イベント情報】
hILLSIDE TERRACE pHOTO FAIR
会場:代官山ヒルサイドフォーラム
住所:東京都渋谷区猿楽町18-8
会期:9月4日から7日
時間:11:00から19:00(7日は17時まで)
入場料:一般1,500円、学生1,000円