「アレキサンダー・ワン(ALEXANDER WANG)」は国内初となる旗艦店を10月5日、東京・青山にオープンする(東京都港区南青山5-3-20ブルーサンクポイントC2)。営業時間は11時から20時。店舗プロデュースと運営は、アレキサンダー・ワン社と日本のリテールパートナーであるクラブ21ジャパンが共同で行う。4日に内覧会が開かれた。
店内は売り場面積345平方メートル。地下1階・地上2階のブランド初となる3層構造となる。ショップデザインは世界直営店の仕様をベースにアップデートした。ファサードには黒い御影石を使用。ウインドーのフレームにはLEDが埋め込まれ、夜になると発光する。内装は白と黒大理石が基調。複数のフロアをつなげる動線に重点が置かれたデザインディテールとされた他、什器や目地などが全体的に直線的な意匠で統一されている。
地下1階は、国内最大の規模となるメンズコーナーが設けられた。本ラインのウエアコレクションと“Tシャツのように毎日着られる日常着”がコンセプトの「T by アレキサンダー・ワン(T by ALEXANDER WANG、以下T by)」のメンズが並ぶ。バッグがディスプレイされた吊り下がったシェルフは世界初のデザイン。
その他、国内では今店舗のみの取り扱いとなるコースター(6,825円)やボクシンググローブ(1万6,800円)などのライフスタイルアイテムライン「オブジェクトコレクション」、ウィメンズのシューズ、バッグが扱われる。1階へと続く階段室には同階天井まで続く最長5mものコンクロートパネルで覆われる。パネルの目地には照明が据えられ、ほんのりと一面が光る。
そして1階はウィメンズのバッグコーナー。中央のブラックスチールで覆われた白大理石の島什器は青山店で初めて使用されるもの。壁面にはバッグが並び、3ウエイバックパックはジップなどメタル部分にローズゴールド色を使用した限定版(13万6,500円)が登場。このタイプはとても人気で、「日本で流行って、世界に波及したアイテム。春夏シーズンは400個売れた」とクラブ21の担当者。現在約100名が入荷連絡待ちだという。
2階への階段室前には黒い大理石が壁面に据えられた。同材から切り出されたパネルが、模様がつながるように張り合わされている。このディテールは階段に用いられている大理石も同様。階段室壁面は地下1階と同じくコンクリートパネルが覆う。
2階はウィメンズウエアコレクションとT byのウィメンズがそろう。レザーのトリミングが施されたネオプレンのスカート(3万7,800円)やワンピース(5万400円)などの限定品が登場。ウエアが掛かるハンガーラックにはフレームにLEDが埋め込まれている。
同ブランドは現在、伊勢丹新宿店、ドーバーストリートマーケット・ギンザ、阪急うめだ本店にショップインショップ、銀座三越にハンドバッグのショップインショップを展開。今店舗は国内5店舗目、世界で16店舗目の直営店となる。