堂島ホテルや世界一の朝食で知られる「ビルズ(bills)」などを手掛けてきた株式会社トランジットジェネラルオフィス。同社が新しく大阪にオープンしたコーヒースタンドが話題になっている。
この「オールデイコーヒー(ALL DAY COFFEE)」は、グランフロント大阪のうめきた広場地下1階に出店。コーヒープロデューサー鳥羽伸博がセレクトしたボリビア、コロンビア、ブラジルの豆をブレンドした「オール・デイ・コーヒー・ブレンド・ボリビアスペシャル」を一杯ずつハンドドリップで提供。コーヒーのお供には、「自由が丘ベイクショップ」とコラボレーションしたシリアル入りドーナツ「フルッティ・ドゥ」を販売している。ドーナツのフレーバーはプレーン、チョコバナナ、ストロベリー&フランボワーズの3種類。その他、ベイクショップオリジナルの「クランベリーグラノーラ」と「グラノーラバー」も並ぶ。
また、「Cultural Engineering Stand(カルチャーが生まれるスタンド)」をキャッチコピーに、各ジャンルのクリエーター達とコラボレーションし、スタッフの制服は、「ヌメロウノ(Numero Uno)」の小沢宏、店舗ロゴは雑誌「GINZA」などのグラフィックで知られるプラグイン・グラフィック(PLUG-IN GRAPHIC)の平林奈緒美が手掛けた。スタッフが着用しているのと同じニットキャップ(7,800円)とTシャツ(6,000円)や、ロゴ入りのマグカップやタンブラーなども店内で販売されている。更に、タイル張りのオープンキッチンを一枚板のカウンターが囲むインテリアデザインはトリップスター(TRIPSTER)の野村訓市、壁のアートはヒュースペース(HUESPACE)の須藤俊、そして、音楽は江頭ミニマム康郎が担当している。
開店後の様子を聞くと、「スタンドなので気軽に立ち寄れるとあって、オープン以来幅広い世代の方が来店している。ハンドドリップコーヒーはもちろん、グラノーラ入りの新触感ドーナツの評判が良く、特に試食後に購入する人が多い。目の前でドーナツが揚げ上がるのを見ていて楽しい、オリジナルのグッズやインテリアもかっこいい、との声も聞かれる」と同店。
トランジットジェネラルオフィスは他にも、同じくグランフロント大阪にオープンしたメルセデス・ベンツ・コネクション・ダウンステアーズコーヒー(Mercedes-Benz Connection DOWN STAIRS COFFEE)、スーホルムカフェ(SOHOLM CAFE)もプロデュース。今回の出店で関西の展開店舗が計9店舗となったことや、ケータリング事業の拡大のため今年2月1には関西支社も堂島グランドビルに設立した。