京都で培われてきた技術が集結するデザインの祭典「Design Week Kyoto ゐゑ2016」が、16年2月21日から28日までジェイアール京都伊勢丹、京都信用金庫、堀川commonをメインとした約100ヶ所の会場にて開催される。
これまで世界100以上の都市で開催されてきた「Design Week」という名のイベントは、工房や工場、スタジオなどをオープンしたり、イベントなどを実施することで、国内外の様々な人たちがその街のモノやコト、ヒトと交流しあう場と時間を創出してきた。
様々な「モノやコト」が存在する京都だが、敷居の高いイメージを持つ人にとっては、なかなかそれらに触れたり、知る機会が少なく、観光客はもちろん地元の人ですら“真の京都を知らない”人が多いことが現実にあるという。そこで今回、工芸、芸能、アート、意匠、建築、ハイテクノロジーなど、長い歴史の中で培われたモノやコトが豊富に存在する、ものづくりとイノベーションの街である京都をより理解し、未来へ繋げることを目的にプロジェクトが立ち上がった。
開催期間中の1週間は、京都の街中を会場とし、オフィスや工房、カフェなど様々な場所を開放。普段敷居が高いと感じる施設に、誰でも気軽に入ることの出来る機会が設けられる。「普段は接点の持たない業種の方同士でコミュニケーションが生まれたり、そこから新たな創造活動へと繋がるのではないかと考えている」という同プロジェクトチームの話の通り、かつて、京都府京丹波町のクロイ電機と、ドイツ人デザイナーのヴォルフ・ワーグナー(Wolf Wagner)のコラボレーションによって開発されたLEDスクリーン「Matrix」のように、普段は接点のない業種同士のコラボレーションにより新たな創造物を生み出すことを目指す。
【イベント情報】
「Design Week Kyoto ゐゑ2016」
会場:ジェイアール京都伊勢丹、京都信用金庫、堀川commonをメインとした約100ヶ所
会期:16年2月21日~28日