昨年一年間、FASHION HEADLINEでは、デザイナー、クリエーター、女優からアイドルなど様々な方へ、インタビューを通じて熱意や想い、人生観から哲学、未来のことまで、直に伺う貴重な機会が多くありました。そこで、お正月三が日最終日だからこそ、ゆっくり時間をとって読んでほしいインタビューを厳選しまとめてみました。是非、ご一読ください。
■二階堂ふみ×キャンディストリッパー板橋よしえが語る「私のルーツ。私のときめき」
2015年に20周年を迎えたファッションブランド・キャンディストリッパーと、二階堂ふみさんのコラボレーションにより、新ブランド・FUMI NIKAIDO “Roots” Candy Stripperが発表された。二階堂さんが「これが私のルーツ。これが私のときめき」と語る、このスペシャルコラボレーションについて、キャンディストリッパーのデザイナー・板橋よしえさんとのダブルトークをお届け。
■ザ・プール青山をなぜ新宿伊勢丹に? 藤原ヒロシの頭の中
6月、伊勢丹新宿店で藤原ヒロシがディレクションを手掛ける「ザ・プール」のポップアップストアが行われた。わずか2年間だけの営業として来年春に終了を宣言し、まさに東京を体現する限定コンセプトスペース「ザ・プール青山」の、最初で最後のポップアップストア。ザ・プール青山のスタートから1年、藤原ヒロシの今の頭の中をのぞき見した。
■ファッションのももクロが生まれるまで--アイドルも時代を映す
ファッションが時代を映し出すように、アイドルもまたその時代を物語るのではないだろうか。15年1月某日、都内のスタジオに現れたのはももいろクローバーZのメンバーたちは「ピンクハウス(PINK HOUSE)」の15年春夏のイメージビジュアルを撮影するためにスタジオ入りした。30周年を迎えた同ブランドが伊勢丹新宿店本館2階TOKYO解放区で2月、「PINK HOUSE―flower shower・永遠の少女性―」と題したポップアップショップの開催にあたり、ももクロメンバーが春を告げるミューズとして選ばれたのだ。ももクロが映し出す、今の時代のファッションとは?
■フードエッセイスト平野紗季子×DJみそしるとMCごはんが語る「新宿の食にまつわるエトセトラ」
国際色豊かな都市、東京。こと新宿は、バラエティに富んだ街のひとつ。とりわけ食においては、おすすめの一軒を聞かれても、一つに絞るのが困難なほど、多くの飲食店がひしめく新宿。そこで今回は、食を愛して止まない平野紗季子さんと、DJみそしるとMCごはんさんに、歌舞伎町随一のディープスポット・上海小吃(シャンハイシャオツー)で「新宿の食にまつわるエトセトラ」を語ってもらった。
■ライゾマティクス真鍋大度が語る「テクノロジーと表現の融合」
現代において、アーティストが生み出すのは、形や素材、色彩を美のよりどころにしたモノだけではない。例えば、インタラクティブな体験型の作品やテクノロジーを駆使した新しい表現メディア、それによるコミュニケーションやコミュニティの再創造も表現者の役割になっている。テクノロジー分野の第一線で、アート・広告・エンターテインメントの分野で世界的に活躍する真鍋大度さんに、テクノロジーと表現の可能性について話を聞いた。
■エルメス「プティアッシュ」--創造とは、夢を見ながら夢を与えること。パスカル・ミュサール
京都・渉成園で10月、エルメスのオブジェコレクション「プティ アッシュ」の展示販売会が開催された。これに際して来日した、プティアッシュのアーティステック・ディレクターのパスカル・ミュサールに、彼女が愛する街・京都で話を聞く機会を得た。アーティストやデザイナーと、職人の対話から生まれたユニークなオブジェに込められた思いとは?
■なぜ東信は新宿伊勢丹に花屋を出店したのか。世界に広げる“花の価値”
「狙いなんかないよ。ただ花の価値を高めて広げたい。伊勢丹だけでなく世界中に」3月、東信にとって初の百貨店への出店となったフラワー オブ ロマンス(FLOWER OF ROMANCE)が伊勢丹新宿店の5階にオープンした。これまでの15年間近く、オートクチュールとしての花をストイックに追求してきた東が、なぜ百貨店への出店に踏み切ったのかと疑問に思う人もいるかもしれない。しかし今回の出店は東信にとって次なるステップへの序章を意味している事が、彼へのインタビューを通して見えてきた。
■吉田羊のこれまでとこれから--「ファッションで役は8割完成する」
数々の女性の生き様を演じてきた女優・吉田羊。「演じることが何より好き」と語る女優・吉田羊の周りには、凛とした気配が漂う。とはいえ、周囲へ心を配り、相手の目を見て語りかける優しい声からは、人としての味わい深さも感じられる。そんな彼女が憧れる女性とは?そして、来年の目標とは?
■テックとアルチザンが織りなす美は、日本の職人技なしでは生まれない--アーティスト舘鼻則孝
3Dプリントを採用した舘鼻のヒールレスシューズが、寒空に突き刺さる氷河のようランウェイのモデルの足元を彩る。15秋冬パリコレクションで、最先端テクノロジーをファッションに昇華させるデザイナー、イリス・ヴァン・ヘルペンが選んだのが舘鼻則孝のヒールレスシューズだ。舘鼻が語る、日本の職人技と最先端テクノロジーの融合とは?
■過去20年間のポスター作品からゲームのように紐解く、M/M(Paris)の軌跡
フランスを拠点に活動するクリエイティブデュオ、M/M(Paris)のポスター展が4月、渋谷で開催された。2008年に行われた展覧会「The Theatre Posters」以来となる本展だが、どうしてこのようなポスター展を日本で行うことに決めたのか?今回、本展の開催に合わせて来日していたM/M(Paris)のマティアス・オグスティニアックに話を聞いた。
■シモーネ・ロシャ“花はまるでファッション”
年々存在感を高めているアイルランド出身のデザイナー、シモーネ・ロシャ。15SSシーズンで発表した、シノワズリのように瑞々しい赤いフラワーをモチーフとしたコレクションが印象的だ。そんなシモーネのクリエーションで度々主役となる「花」と本人の関係性を紐解くインタビューを行った。
■アーネスト・ヘミングウェイがもし今生きていたら--山下裕文×小暮昌弘
原宿のストリートカルチャーにおいて、もはや“伝説”といえるショップ「プロペラ」で、バイヤー・プレスを務めた男・山下裕文。彼は、2010年に自身のブランド・モヒート(MOJITO)を立ち上げた。今回、『メンズクラブ(MEN'S CLUB)』の元編集長・小暮昌弘を聞き手に、ブランドについて熱く語る。