第53回ミスインターナショナル世界大会に先駆け、プレスに向けて各国ミスをお披露目する発表会が、東京・高輪の品川プリンスホテルにて12月9日に実施された。
先週来日した66名の候補者たちは、各国を象徴するコスチュームで登場。スペインはフラメンコ衣裳、ベトナムはアオザイ、ハンガリーは伝統刺繍など民族衣装の要素を取りいれ、イギリスのユニオンジャック柄、シンガポールの三日月モチーフなど国旗をアレンジしたドレスも見られた。日本代表の高橋有紀子は、江戸時代から続く布素材である筒描き(つつがき)を用いた着物モチーフの衣裳を纏い、大胆に脚を披露。「各国の民族衣装を見られて楽しかった。自分らしさを大切にして、楽しみつつ世界一を目指したい」と高橋さん。
水着審査に引き続き、プレスの投票により選出された「ミスフォトジェニック」は、リトアニア代表のエルマ・セッダヴィシュート(Elma Segzdaviciute)に決定。訪日は3度目というセッダヴィシュートさんは、「大好きな日本で受賞できて幸せ。今回は初めて箱根を訪問できて良かった。いつか富士山にも行ってみたい」と語った。
また、今回の世界大会開催にあたり、経済産業省が推進する「クールジャパン政策」とのコラボレーションが実現。各国ミスが東京近郊の名所や観光地に赴き、「クール・かわいい・おいしい」と感じたものを、フェイスブックなどを通して世界に発信する。先週末に代官山蔦屋や銀座、お台場でのショッピングを楽しんだミスたちは、世界大会までの期間は皇居見学、華道・茶道の伝統文化体験など、より日本を知るためのプログラムに参加する。
世界大会本選は、17日の17時半より品川プリンスホテルのアネックスタワープリンスホールにて開催される。審査員を務める2008年度ミスインターナショナルのアレハンドラ・アンドレウ(Alejandra Andreu、スペイン代表)さんは、「素晴らしい候補者ばかりで、激戦になりそう。数年前には私も彼女たちと同じ立場にいたから、ドキドキしながら見守っているわ」とコメントした。