彫刻家・名和晃平のスタジオ「サンドイッチ(SANDWICH)」の展覧会が、東京・表参道のジャイル(GYRE)内アートスペース、アイ・オブ・ジャイル(EYE OF GYRE)で開催されている。2014年2月16日まで。
SANDWICHは京都・伏見に位置。サンドイッチ工場をリノベーションした空間では、ディレクターの名和を始めとする「ART」「PRODUCTION」「ARCHITECTURE」「GRAPHIC」「OFFICE」など、総勢約40名のスタッフが、企業とのコラボレーション、プロダクト開発、リノベーションなど幅広いプロジェクトに取り組んでいる。
本展では、瀬戸内国際芸術祭2013で発表された”Biota(Fauna/Flora)”、あいちトリエンナーレでの”Foam”などの制作過程を記録した映像作品や、韓国・チョナン市に設置され話題となった巨大な屋外彫刻”Manifold”など、国内外で行われているプロジェクトの映像アーカイブなどを展示。彼らの活動を「戦略」「組織」「手法」をキーワードに解読する書籍「KOHEI NAWA|SANDWICH」も販売する。
名和晃平は、1975年生まれの彫刻家、京都造形芸術大学准教授。独自の「PixCell = Pixel(画素)+Cell(細胞・器)」という概念を機軸に創作活動を続けている。2009年に「SANDWICH」を立ち上げ、auのデザインプロジェクト「iida」や、ミュージシャンのPVやステージセット、「コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)」とのコラボレーションなどのプロジェクトを展開。2011年には、東京都現代美術館での個展を開催し、2013年には瀬戸内国際芸術祭やあいちトリエンナーレへ参加している。
【イベント情報】
KOHEI NAWA | SANDWICH-CREATIVE PLATFORM FOR CONTEMPORARY ART-
会場:EYE OF GYRE
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1GYRE3階
会期:12月8日から2014年2月16日
時間:11:00から20:00まで(12月31日は18:00閉館)
休廊日:1月1日は休館
入場無料