開発に伴い生まれた一時的な空間を使ったクロスジャンルなアートプロジェクト「トランス・アーツ・トーキョー(TRANS ARTS TOKYO 2014)」が、9月20日から11月3日まで東京・神田で開催される。
旧東京電機大学11号館跡地、アーツ千代田3331、ワテラスコモンなどの神田エリアを会場に、家族がリビングで過ごす時間のように人々が集まり対話を生み、多様な価値観を交換できる場を目指す。
宇川直宏が設立した「ドミューン(DOMMUNE)」のキュレーションによる屋外ライブ「ドミューン・ライブ・プレミアム“カンダ・インダストリアル”(DOMMUNE LIVE PREMIUM “KANDA INDUSTRIAL”!!!!!!!)」(10月25・26日)には、国内外アーティストが出演。オーストラリアを代表する現代美術作家、パトリシア・ピッチニーニ(Patricia Piccinini)による巨大気球作品「スカイホェール(Skywhale)」は国外初の係留飛行を実施(9月20・21・27・28日)する。
神田の町に宿泊し、アートとまちを体感する宿泊体験企画「アーバンキャンプ・トーキョーホテル(仮称)」も11月1日から3日まで行われ、スポーツ体験とカレー販売、アーティストの岩田草平によるワークショップなどを実施する「神田スポーツ&カレー エキスポ」(10月4・5日)、現代美術作家・椿昇と社会学者の室井尚によるバルーン作品「インセクト・ワールド―飛蝗(ばった)」の展示(10月19・20日)、ビルの谷間に設置した大規模スクリーンに主催である東京藝術大学にかかわる様々な映像作家の作品を映し出すプロジェクト(10月11・12・13日)も開催。
トランス・アーツ・トーキョーは、神田に「神田コミュニティアートセンター」を作るためのプロローグとして2012年10月に開始。初開催時に約300名のアーティストと1万人以上の来場者が集結し話題を呼んだ。
【イベント情報】
TRANS ARTS TOKYO 2014
会場:旧東京電機大学11号館跡地、アーツ千代田3331、ワテラスコモンなど神田エリア
会期:9月20日から11月3日