映画監督スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)は1946年12月18日生まれ。アメリカ合衆国オハイオ州出身。
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校を中退。61年に『Battle Squad』で第二次世界大戦と、地上で撮影した飛行機を組み合わせた映像を製作する。64年にエイリアンが小さな街を侵略する作品『Firelight』を発表。その後はテレビ番組や短編映画に携わり、71年には刑事コロンボシリーズの『Murder by the Book』を手掛けている。
スピルバーグの名を一躍世界に広めるきっかけとなったのは、75年に公開された『ジョーズ』だった。82年に『E.T.』で成功を収めると、特殊効果を用いた映画の先駆者として評価されるようになる。その後も、84年の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』、85年の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は興行的な成功をおさめ、後に数々の続編を世に送り出した。また、88年の『ロジャーラビット』は、アニメーションを実写映画に合成するという、画期的なアイデアが話題となっている。
その後もヒット作を飛ばし続けていたスピルバーグだったが、中でも90年代を代表する作品といえば、93年の『ジュラシックパーク』だろう。また、この年には『シンドラーのリスト』でアカデミー最優秀監督賞や最優秀作品賞を受賞。その他、98年の『プライベートライアン』も、スピルバーグのキャリアを語る上では、欠かすことが出来ない傑作となった。
また、その一方で90年代にはテレビ番組も手掛けており、93年には『SeaQuest DSV』を発表。その他、トム・ハンクス(Tom Hanks)と共同で第2次世界大戦を舞台としたドキュメンタリー作品を撮影したり、テレビゲーム『Medal of Honor』を手掛けるなど、その才能を様々な分野で発揮している。