6月13日から16日の4日間の日程で開催されたピッティ・イマージネ・ウオモ92(PITTI IMMAGINE UOMO92)の会場風景をレポート。
メンズファッションの合同展示会としてピッティ・ウオモのプラットフォームの評価は、高額品市場にアゲインストの風が吹いている市場の変化に関わらず高い評価を得ている。その背景には新しいデザイナーやブランドを公式イベントとして、積極的に誘致し、次代のメンズファッションの動きをリアルな形で紹介していることだ。
昨年の6月開催ではディオールのクリエイティブディレクターを退任したばかりのラフ・シモンズ(Raf Simons)を招き、そのアーカイブを紹介。ゴーシャ・ラブチンスキー (Gosha Rubchinskiy)と日本からビズビム(visvim)をゲストデザイナーとしてショーを開催。
今回はJ.W.アンダーソン(Jonathan William Anderson)とオフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)とプレス、バイヤーからの評価が高く、今、最も見たい旬のデザイナーのランウェイをフィレンツェに誘致した。
そのためか、会場内にはジェンダーフリー、ラグジュアリーストリートなどのスタイルの若い層が増えた印象を受ける。ミレニアルズをいかに消費に引き戻すかが鍵のファッションマーケットで、モードに投資する彼らがピッティにとっても重要な存在であることは確かだ。
vol.05はユース、モード系。
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Text & Snap:Tatsuya Noda