東京・目黒区駒場4丁目にある日本民藝館にて6月27日から8月27日まで、「色絵の器―天啓赤絵・呉州赤絵・古伊万里赤絵―」が開催される。
同展は、柳宗悦が好んだ色絵磁器を展示するとともに、濱田庄司を始めとする工芸作家によって試みられた色絵の陶磁器を併せて展観し、色絵の器の魅力を紹介するもの。柳が創設した同館の色絵磁器コレクションは、中国・明時代末期に江西省の景徳鎮民窯で焼かれた天啓赤絵と、福建省の章州窯で焼かれた呉州赤絵、そして九州・肥前地方で焼かれた伊万里焼の色絵磁器が中心となっている。
また、町田市立博物館学芸員の矢島律子を講師に迎えた記念講演会「日本民藝館の色絵について」(300円/入館料別)を、8月5日の18時から19時半に予約制(定員100名)で開催する予定だ。
【展覧会情報】
「色絵の器―天啓赤絵・呉州赤絵・古伊万里赤絵―」
会場:日本民藝館
住所:東京都目黒区駒場4-3-33
会期:6月27日~8月27日
時間:10:00~17:00(最終入場は閉館の30分前まで)
入場料:一般1,100円/高大生600円/小中生200円
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌日振替休館)
※章州窯の章はさんずい