映画監督の三池崇史は1960年8月24日生まれ。大阪府出身。
横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)卒業後、今村昌平監督や恩地日出夫監督らに師事する。1991年にVシネマ『突風!ミニパト隊』で映画監督デビューし、1995年の『新宿黒社会チャイナ・マフィア戦争』で劇場用オリジナル作品の初監督を務めた。
鮮烈なバイオレンスな描写が、国内のみならず世界中で人気を博し、数々の映画祭に出品されているが、刺激的な描写やテーマが物議を醸すこともある。
『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』(2007年)は第64回、『十三人の刺客』(2010年)は第67回ヴェネチア国際映画祭に、『一命』(2011年)が第64回、『愛と誠』(2012年)は第65回、『藁の盾』(2013年)は第66回カンヌ国際映画祭で上映されている。映画祭などのフォーマルな場では黒づくめのスーツに赤を差し色として利かしている。
『オーディション』(2000年)や『着信アリ』(2004年)などのホラー作品から、『ヤッターマン』(2009年)や『忍たま乱太郎』(2011年)のような子供向けアニメが原作のものまで、ジャンルを問わず「仕事は来たもの順で受ける」というのがスタンスだという。また、一つの作品を短期間で作りあげるのも特徴で、映画作品だけでも、ここ20年で手掛けたものは60作以上にのぼる。