6月11日、ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)がロンドンにて2018年春夏コレクションを発表した。今季はメンズとウィメンズを統合したショーを開催。先シーズンの流れを引き継ぎ、今季も構築的で大胆なシルエットのアイテムでロックスピリットが香り立つ。
ファーストルックを飾ったのは純白なスーツセットアップ。角張ったパワーショルダーに超ハイウエスト×超ワイドのパンツ。クラシックなアイテムも柳川の手に掛かれば、モードなロックへと変貌する。ルールや制限に囚われることのない自由なマインドは今季も健在。規格外なほどのボリュームやスリーブをカットオフしたジャケット、異様に長すぎるベルトなど、絶妙なアンバランスが今の空気にぴったりだ。
若々しさを放つインパクトのあるルックが印象に残りがちだが、ジョン ローレンス サリバンが武器とする美しい英国調のテーラードジャケットを決して忘れてはいけない。特にウィメンズはメンズテーラードの技術を駆使してスリムでシャープなシルエットに仕上げて見せた。インナーなしで胸を露わにスーツセットアップで登場したルックは、アイテムのみで見事にエレガンスが際立っていた。テーラードを追求するブランドの軸は揺るがず、本場イギリスでの柳川の挑戦はまだまだ続く。