六本木ヒルズの東京シティビュー「六本木天文クラブ」で12月、大彗星「アイソン彗星」の観察会が開催される。オープンエア形式の展望台としては日本一高い森タワー屋上・スカイデッキが会場。開催期間はアイソン彗星の近日点通過に合わせ、最も観察しやすい時期とされる12月6日から8日までの3日間。
「アイソン彗星」は、今年3月に話題となった「パンスターズ彗星」と同様、太陽に近づくのは今回一度だけであり、二度と戻ってこないと考えられている。1997年に観察された「ヘールボップ彗星」が20世紀で最も広く観察されたと言われているが、アイソン彗星はそれから20年振りに観察できる、非常に明るい彗星として期待されている。
観察会の開催時間は午前4時から。実際にアイソン彗星が観察できるのは午前5時から30分程で、その他の時間帯には、天文学の専門家と共に土星や火星、木星、冬の星座を観察する予定だ。定員は各日300名、参加費は3,500円。10月1日から11月15日まで、東京シティビュー公式サイト内で申し込みを受け付ける。
また、11月22日と29日には、「アイソン彗星と冬の星々解説セミナー」も開催。星のソムリエと呼ばれる泉水朋寛を講師に迎え、アイソン彗星について深く学ぶことができる。同セミナーも10月1日から申し込み受け付けを開始。定員は各日50名、料金は2,000円。