16-17AWパリ・オートクチュール・コレクションの正式ゲストデザイナーに選ばれた中里唯馬のブランド、ユイマナカザト(YUIMA NAKAZATO)が、伊勢丹新宿店本館2階=センターパーク/TOKYO解放区にポップアップショップをオープンした。22日まで。テーマは「未知なるもの」。
会場には、中里がアイスランドを訪れた際に見た、幻想的な風景からインスピレーションを得て制作したという、オリジナルのホログラム素材を採用したクラッチバッグやトートバッグ等が同ショップで先行販売される。
これらのアイテムではアイスランドで撮影された氷の写真が最新の印刷技術でホログラム素材にプリントされている。また、金属のオーナメント部分にはグラデーション染色をすることで、氷を表現している。テーマが「未知なるもの」とあるように、どの商品も今までに見たことのない、新しさを感じさせるデザインに仕上がっている。
さらに同ショップでは、Tシャツのカスタムオーダー(1万8,000円から)も開催する。パリ・オートクチュール・コレクションでも使用されたテクニックを用いた、YUIMA NAKAZATOを象徴する美しいホログラムパーツを使った世界に一つだけのTシャツを作ることができる。
デザイナー中里唯馬は、1985年東京生まれ。ベルギーアントワープ王立芸術アカデミーファッション科を日本人最年少で卒業。09年にYUIMA NAKAZATOをスタート。10年からコスチュームデザインを開始し、レディー・ガガ(Lady Gaga)が来日した際の衣装、エグザイル(EXILE)や三代目J Soul Brothersのプロモーションビデオや全国ツアーでの衣装等を手掛ける。今年7月には、16-17年AWパリ・オートクチュール・コレクションのトップバッターでショーを開催した。このパリ・オートクチュール・コレクションに正式ゲストデザイナーとして日本人が参加するのは、森英恵以来12年ぶり。