世界最大規模をアパレル素材見本市「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス―スプリングエディション2014」に、23の国と地域から1,400社が出展する。開催期間は3月3日から5日まで。場所は、中国・上海世博展覧館。
北京で開催された前回は、16の国・地域から1344社が出展し、71の国・地域から2万5,000人が来場したが、上海へ場所を移した今回、中国だけでなく海外からも多くの来場者が見込まれている。インターテキスタイルとして20周年に入り、新しい素材に出合い、新しいビジネスを創出する場としての評価が高まっているようだ。
展示は、Hall-1と2、Hall-4の三つの会場で構成。Hall-1には、サロンヨーロッパとして、オーストリア、ブルガリア、チェコ、フランス、オランダ、スロベニア、スペイン、スイス、トルコ、イギリスが出展する他、ドイツとポルトガルのパビリオン、イタリアのミラノウニカが出展。アジアからは、中国、韓国、パキスタン、台湾に加え、約20の日本企業が高級コットン、ニット、化繊、シルクなどを携えて参加する。また、デザインに特化したゾーンもあり、ミッドレンジからハイエンド市場に向けた独創的なファブリックデザインが紹介される。
Hall-2は、中国国内の出展社が並び、中国麻紡行業協会もパビリオンを構える。Hall-4は、中国国内外のアクセサリー(服飾資材・付属品)業者が集結。 230社近くが集まるヤーンエキスポのパビリオンには、中国、香港、インド、韓国、パキスタン、ポルトガル、シンガポール、スイス、トルコ、アメリカ、ウズベキスタンの企業が出展する。
また、同見本市は次のシーズンのトレンド情報を発信する場でもある。インターテキスタイルがディレクションするトレンドフォーラムでは、ニューヨークのドネガー・クリエーティブ・サービス(Doneger Creative Services)、 ミラノのエレメンティ・モーダ(Elementi Moda)、パリのネリーロディ( NellyRodiTM Agency)、日本のJFW-JCの井上佐知子らトレンド委員が、15SSのトレンドを四つのテーマに分け、出展社から提供された素材を用いて紹介する。他にも、デザイン&トレンド、テクノロジー&ソリューション、マーケット情報などのセミナーも行われる。
主催は、メッセ・フランクフルト香港、CCPIT-Tex(中国国際貿易促進協議会テキスタイル工業サブ協議会)、中国テキスタイルインフォメーションセンター。