2015年3月上旬から5月上旬に掛け、アートイベント「パラソフィア(PARASOPHIA): 京都国際現代芸術祭2015」が京都市美術館、京都府京都文化博物館、他府内関連施設等で開催されることが発表された。
本展はアーティスティックディレクターに元京都国立近代美術館学芸課長の河本信治を迎え、国内外の約40名による先鋭的な作品や芸術表現を紹介する。家族で楽しめる軽やかさと楽しさと同時に、国内外の専門家たちの知的共感も吸引する重層的な内容を持つ芸術祭を目指す。豊かな文化遺産と自由な学術環境をもつ京都という街の力を結集し、京都国際現代芸術祭組織委員会、京都経済同友会、京都府、京都市が主催する。
タイトルの「パラソフィア」はギリシャ語を語源とする造語。河本氏は、「京都は消費の都市ではなく、知や文化の創造の場であり、その装置なのだという想いを込めた」とコメント。
開催に向けて河本氏とキュレトリアルチームが行う調査研究と情報収集を「オープンリサーチプログラム」と題し、広く一般に公開。6月21日18時よりその第1弾として、南カリフォルニア大学教授(映画史・映画論・実験映画)のリピット水田堯によるレクチャーを開講。京都府京都文化博物館別館ホールにて行なわれる。