4月19日、梅田の阪急イングス跡地に梅田オーパ(OPA)、H&M梅田店、ABCマートグランドステージが同時オープンした。これは阪急イングス跡地の地下1階・地下2階を梅田OPAが、地上1階から3階をH&M、地上1階・2階をABCマートが分け合うという珍しい形態。
H&Mは3フロアの売り場総面積は2000平方メートルとなり、1階と2階がレディース、3階がレディース、メンズ、キッズとなる。ABCマートグランドステージは関西初の路面大型店で、1階がメンズビジネスとレディース、2階にナイキ、アディダス、バンズ(VANS)などをそろえる。特に2階のナイキとアディダスはコーナー化しており、スニーカーだけでなく衣料品も販売する。
梅田OPAは地下1階・地下2階の2フロアで売り場総面積が3200平方メートル。ヤングレディースをターゲットにロック、モード、ガーリー、クールという異なるテイストのファッションブランドを導入してミックスカジュアルを打ち出す。「OMG」「アブソール」「シエルバイリップサービス」「ヴァーチュアンドヴァイス」の4ブランドが国内初出店、「ヴィサリア」「ウーマニア」「デイジークレア」「チャールズ&キース」の5ブランドが関西初出店、「ロキ」が大阪初出店、「エモダ」が国内最大店となっており、中でもシンガポール発の靴とバッグのファストブランド「チャールズ&キース」は国内3号店であることから注目を集める。
またオープニングの19日から21日までの3日間は夜10時まで営業するナイトマーケットを期間限定開催する。ここにはニコラ・フォルミケッティ手掛ける「ニコパンダ」や「密買大阪by密買東京」など6ブランドがファッション屋台村として期間限定出店。
梅田OPAの道路を挟んだ隣にはヤングレディースブランドを集積した大阪での老舗商業施設「エスト1」が長年営業を続けており、相乗効果も期待できるものの、激しい競争が繰り広げられることが予想される。