女優で歌手のシャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)は1971年7月21日生まれ。イギリス・ロンドン出身。
父親は歌手のセルジュ・ゲンズブール(Serge Gainsbourg)、母親は女優のジェーン・バーキン(Jane Birkin)。84年の映画『残火』で子役としてデビューし、86年の『なまいきシャルロット』でセザール賞新人女優賞を受賞し注目を集める。その後はフランス映画を中心にキャリアを重ねていき、00年の『ブッシュ・ド・ノエル』でセザール賞最優秀助演女優賞を受賞した。
09年のラース・フォン・トリアー(Lars von Trier)監督のホラー映画『アンチクライスト』での体を張った演技で、カンヌ国際映画祭女優賞を受賞した。一方で作品自体は、過激な暴力シーンが物議を醸し、審査員から酷評さた。
女優業の傍ら歌手としても活躍しており、父・セルジュやミュージシャンのベック(Beck)らがプロデュースしている。10年には来日公演も果たした。また、ファッションアイコンとしても人気が高く、「バレンシアガ(Balenciaga)」の08AW広告のモデルを務め、同ブランドから彼女がプローデュースしたフレグランスも発売されている。
私生活では3人の子供を持つ。夫は俳優で映画監督のイヴァン・アタル(Yvan Attal)。01年公開の映画『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』では、実名で夫婦役でを演じている。
今年7月31日には、父であるセルジュのドキュメンタリー映画『ノーコメント by ゲンスブール』が日本公開される。本作では、セルジュ本人のモノローグと未発表インタビューや、母・ジェーンら華やかな恋愛遍歴の相手が登場する。