浴衣の売り上げが全国百貨店で1位の伊勢丹新宿店にて、男性スタイリスト10人がデザインしたメンズ浴衣と、東京を代表する四つのブランドによるウィメンズ浴衣をフィーチャーする二つのイベントが、19日スタートした。
1階ザ・ステージでは、日本を代表するスタイリストである大久保篤志、岡部文彦、熊谷隆志、祐真朋樹、長瀬哲朗、二村毅、長谷川昭雄、馬場圭介、山本康一郎、渡辺康裕ら10名がデザインした浴衣のポップアップショップがオープン。会場では各スタイリストがデザインした浴衣と共に、それぞれがスタイリングしたイメージ写真が展示される。
伊勢丹は、昨年初めてメンズ浴衣をクローズアップしたイベントを開催。「アンダーカバー(UNDERCOVER)」や「ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)」「マスターマインド・ジャパン(mastermind JAPAN)」ら10ブランドが登場。初日に完売商品が出るなど盛況で、本年はその2回目となる。浴衣はすべて仕立て上がりで、価格は3万9,900円から8万1,900円。各スタイリストがスタイリングした帯や雪駄も販売される。会期終了後は、伊勢丹新宿店本館7階呉服で継続して展開。
7階呉服売り場では、伊勢丹とテキスタイルメーカーひなや京都(HINAYA KYOTO)が、東京デザイナーズ4ブランド、「シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)」「ミナ・ペルホネン(mina perhonen)」「ファセッタズム(FACETASM)」「アンリアレイジ(ANREALAGE)」とコラボレーションした浴衣が販売される。スタイリスト兼セレクトショップ「ミキリハッシン」ディレクターの山口壮大が素材から技法、スタイリング、キャンペーン写真までのディレクションを手掛けた。その他、「ひなや京都」のオリジナルブランド「ミタス(mitasu)」を始め、メンズ・ウィメンズの浴衣や雑貨がスペースを拡大して展開されている。
会期初日の19日には、三越伊勢丹の男性イケメン社員10人がスタイリストデザインの浴衣を実際に着用し、デモンストレーションを開催。開店時には1階正面玄関で来店客を出迎えた。本年、伊勢丹新宿店呉服部は1階ザ・ステージのイベントで前比120%、浴衣全体で前比110%の売り上げを目指す。